1. TOP
  2. 活動記録

活動記録

平成25年
4月21日
昨年に続く東かがわ市西山に所在する「おこうはん石造物群」を調査
「おこうはん」は中世に推定200年程の間、一族の埋葬地として使用され、織豊期に放棄されたと見られる。墓石はくずれ散乱するが、一部の区画で原位置が推定でき、中世期の埋葬を考える上で貴重な遺跡である。
24年度から年度をまたぎ、草刈り、表土を出す作業などの後、原状をそこねないように慎重に写真撮影、位置確認、実測等を行なってきた。
5月21日
白鳥社領屋号調査に昨年から手をつけた。猪熊家文書が実見できないなど、文書史料が極端に乏しい上、すでに風化してしまった感があったが、門前町中にあった芝居小屋の再興を祝した漢詩の寄せ書きが阿波にある事を確認する等、新しい知見も得て、前に進んでいきたい。
6月8日
隣市さぬき市津田古墳群について研修会に出席。刺激を受ける。
6月28日
本年度2回目の白鳥領屋号調査。
7月14日
例会として市内栄国寺におじゃまし、寺の由来、寺宝を拝見する等、勉強した。
7月23日
本年度3回目の白鳥屋号調査。
7月27日
徳島県埋蔵文化財センターの研修に参加。同センターでは勾玉づくりの体験等にも寄せてもらったが、阿讃の土器交流、国府の問題、南海道へのアプローチ等、讃岐と共通する課題を共有する為、勉強させてもらっている。
8月10日
香川県埋蔵文化財センター研修。讃岐国府の位置推定には県民が大きな関心を寄せている。古代讃岐を考える場合、やはりここが地理的基本位置となる。
8月27日
4回目の屋号調査。これ以後11月29日まで数回の調査と会合を重ね、11月23日の白鳥神社還宮祭にも途中結果を提示して参拝者に情報提供を呼びかけるなどしてきた。平成26年2月に引田地区の公民館祭り時に再度結果図を提示して情報を募ったが、一応のくぎりと見て、平成26年夏に発行予定の東かがわ歴史民俗資料館紀要に記事を寄稿するつもりにしている。
11月23日
白鳥神社還宮祭見学
夜間に全ての電気照明を落とし、かがり火だけがたよりという荘厳な中で、古式どおりの還宮を実見できるのは僥倖といわなければならない。進行する様子をフラッシュを禁じられたデジカメに納めようと四苦八苦する。
11月30日
県立ミュージアムシンポジウム参加
12月5日
ホームページ作成のため、平成26年2月まで数回、最終確認調査を行ない、万全を期した。が、経度、緯度の確認でき数回測る度に違う結果が出たりして、やむをえず近似値を使用した場所もある事をお断りせねばならない。またこの最終確認後にも新たな中世石造物の出現があり、ホームページ完成後にも追加していく事になろう。
平成26年
1月24日
与田川川床を上流へさかのぼり石器、土器を捜して歩いた。ごくたまに石鏃が見つかるが、今回は空振り。年代不明の土器片?をひろって大事そうに持ち帰った。
2月11日
水主の某家の裏山に数十年以前、五輪塔や宝篋印塔を埋めた情報を得て事情をお話ししたところ、掘り出していただけることになった。前日連絡があり、おじゃましたところ、地表に出た火山石製五輪塔の火輪等を確認した。
3月18日~19日
会員数人で九州国東の石造物を訪ねる旅に出る。四国とは違った文化に接するとあらためて讃岐を見直すことが出来た。